成瀬は天下を取りにいく【本紹介】


宮島未奈さんのデビュー作みたいで、読んだ後は心がスッと晴れ渡る空を見た爽やかな気分になります。

成瀬あかりという、目が離せない魅力がある主人公の、青春小説の短編詰め合わせになります。作者の滋賀愛が溢れており、舞台である滋賀がふんだんに出てきて、知ってる人ならさらに楽しめる作品となっています。

■内容

成瀬は子どもの時からなんでも出来るタイプで、成長するにつれて次第に孤立することになっていく。そういった目を無視して周りから見ると突拍子もないことを突然やりだすが、その姿勢は真剣で周りが引っ張られていくといった内容になります。中2~高3ぐらいまでにいろいろなことにチャレンジし、その内容により、周りの人たちの繋がりに影響を与えていきます。

■感想

大人はもちろんですが、学生に読んでほしい本になります。出る杭は打たれるではないですけど、学生生活では目立つことで白い目で見られたりといったことがあります。しかし、本気でチャレンジしている人は魅力的で絶対応援したくなります。この本を読んでそういった怖さを払拭して、若いうちから色々チャレンジしていってほしいと共に、そういった事をしようとしている人を応援してほしいと思いました。

大人でもチャレンジして失敗することはよくありますが、この本を読んで元気を貰えました。

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