ストーリーが世界を滅ぼす【本紹介】

 本書の結論としてはストーリーはあなたを操り、操られた人によって世界を滅ぼす力を持っているということである。

最初に人類がいかにストーリーが好きであるかということと、その実例が示されている。そして人を惹きつけるストーリーには対立が有効であるという事。そんなストーリーは身近に溢れ、感情や情報をコントロールされていることが具体的な例で示されています。

本にある例ではないが、例えば活躍しているスポーツプレイヤーが、シングルマザーに育てれてたという情報があると、脳が勝手に幼少のころ貧困などで苦労したこと、母親思いであることなどのストーリーを想像してしまう。さらには弱者の体験があり優しく、正義感にあふれる人物だと根拠もなく思う。

しかし、それは事実かは分からない。単に自分がそうであってほしいと、勝手にストーリーをつくってしまっただけである。

こうしたように人はストーリーが大好きであるため、考えを引っ張られる。そのため身近に溢れるストーリーが、誰がどういった意図をもってつくられているのか、冷静に見極める必要があり、面白い話であればあるほど裏を警戒しなければならない。

反対に考えれば食べ物や音楽、ブランドなどすべてがストーリーがあれば人は惹きつけることができるので、物語をつくる、作っていくように行動する、未来をえがくということが成功することに必須であることに気づかされた。

就職活動からナンパとかなんでも使える考えで、知っているかどうかで人生が大きく変わる一冊です。ナンパはしたことないので想像です。😋

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