【本紹介】村上世彰、高校生に投資を教える。


ひじこうです。

「村上世彰、高校生に投資を教える。」を読んでのレビュー・感想です。

N高等学校投資部の学生が実際に投資してその経験を通じてお金のこと投資のことについて学んでいくという内容になります。講義形式になっており9講義を通じて高校生と村上世彰さんの授業の中身が乗っており投資方法といった内容よりどういった考えで投資していくかという投資初心者向けの投資哲学の内容になっています。

  1. 投資はギャンブルではない。→競馬・宝くじのゼロサムゲーム(お金の取り合い)とは異なるということ。
  2. お金は道具だということ。→道具に振り回わされないために自分の価値観をしっかり持つことが重要。
  3. 投資を通して学ぶ→お金を社会に役立てる、失敗もあるが理由を持って投資した場合は学ぶ機会になる。
  4. 期待値を計算する→リスクとリターンを数値化することで投資するかの明確な基準を設ける。
  5. 株価の価値を見極める→PBR、PERなどの数値と何故割安になっているかということまで突っ込んで考える。
  6. 将来性を考える→強みや将来のポジションはどうなのか?分からなければ実際にIRに問い合わせてみる。
  7. リスク管理をする→購入理由と一致しなくなったときは素直に間違いを認め損切りする。
  8. 金融教育が日本に必要→日本人は貯金・現金が多すぎる。それを日本経済に回していくことでもっと成長できる。そのために金融教育(投資する側)コーポレートガバナンス(企業側)どちらも浸透させていくことが必要。
  9. 好きを仕事に仕事を好きに→好きになり伸ばしていくことでAIではなく自分にしかできない仕事をする。

以上が1~9の講義内容の気になったところになります。講義の間に村上さんと部員との間でQ&Aがあり高校生の純粋なシンプルな質問に対して真摯に答える部分が一番面白いので気になった方はチラッと立ち読みしてください。

高校生たちが投資を通じて社会やニュースに興味を持ち就職の目標を持った人もたりととてもいい経験になっていました。最後に一部の部員の投資成績と何を思って売り買いしたかという部分がありいろいろな失敗をして試行錯誤している様はとても勉強になります。


ここからひじこうの感想です。

投資することで自分の応援したい分野を伸ばすことが出来る。そのために企業側のビジョンと自分の考えが一致しているか、正しくお金を活用できているかを確認する。

海外株しか持っていない私ですが自分が望むような日本になるように日本個別株を始めます。

どんなところに投資するかですが

松下幸之助さんの好きな言葉で「企業は社会の公器である」というのがあり、簡単にいうと企業は社会の人を使って仕事をするのだから社会に求められている仕事をする必要があるという内容で、単純な話ではないのですが売上を社会への貢献度を数値化したものとみると売上が伸びている成長企業を応援することで自分のお金が有効に使われやすいんじゃないかと思います。

大企業はいろいろな分野で商売しているので少ない分野でやっている小型株でやっていきます。例えるとアイドルで言うと箱推しじゃなくて単推しでいくよという内容です。

どうなるかな?すぐやめるかな?

それじゃまた!

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