ひじこうです。
今回は「志麻さんの台所ルール」を紹介してみたいと思います。
著者のタサン志麻さんは料理学校卒業後フランスで研修した後帰国。フレンチレストランで15年勤務し結婚を機にフリーランスの家政婦として活動を始めました。その圧倒的な料理対応力が評判を呼び現在は料理関連の仕事で活躍されている方です。TVでよく見かけますね。
その志麻さんが料理が苦痛という方に向けて料理のコツをおさえればもっと要領よくもっとおいしく料理はできますよということをつたえる内容となっています。
志麻さんが料理経験をもとに学んだ一生ものの39のコツがそれぞれジャンル分けをして4つの章として紹介されています。その中でも特に印象に残った心の準備編を紹介したいと思います。
1.「食べる」を大切にする。「作る」はもっとラクでいい
日本の家庭では料理を作るのに一生懸命になり過ぎている人が多くないですか?フランスの家庭ではいい意味で一生懸命ではなくパパッとつくって家族や友人たちといっしょにおしゃべりしながら自分も食事を楽しむ光景を見て驚かれたみたいです。
言われればうちの実家でも食事をしている間に母親が調理器具の後片付けをして私達が食べ終わってから食事をしているというのがよくある光景でした。
がんばりすぎなく、自分も楽しむことが料理を継続していくことで大切だということです。
2.レシピに頼りすぎていませんか?
調理器具や食材の状態、もっといえば温度、湿度により料理の出来栄えは変わります。これを防ぐには五感で料理し感覚を覚えていくこと、味付けに関しては自分の味付けを見つけていくということが大切だということです。レシピは方向性を間違わないためにあるものでその工程を理解し自分のものにしていくことが料理が上手になるコツになります。
3.「なぜこうするか?」を考えてみる
レシピにはすべてが書かれているわけではない。レシピを覚えてるのではなくなぜこうするかを理解することで美味しくするポイントを学べます。
4.大切なことは料理を「感じる」こと
おいしい状態をイメージしその通りになっているかが大事、レシピにあるグラムとか時間はあくまで目安で五感を使いおいしい状態になっているか感じましょう。
5.失敗するからこそ、身につきます
失敗した後もあきらめないこと、リカバリーすることで新しいアイデアがでてくることもあります。失敗から多く学べることがあるので恐れずにチャレンジしてください。
1、5番では気の持ちよう、2番には料理上手になるマインドが書かれています。3,4番は2番とほぼ同じ内容が書かれてますね。それだけ重要に思っていることになります。
その他、段取り&調理編で一番大事だと思われる塩について書かれていることを紹介します。
・「塩をふる」意味はいろいろあります
主に味付けに使ってる塩ですがその他にうまみを引き出したり脱水したり臭みを取ったりと様々な効果があります。使う食材によりそれぞれの効果を使い分けることがポイントになります。
以上が紹介したい内容になります。
以下私の感想
志麻さんの言う通り一通りの料理経験をした方はレシピに頼らずに調理することにチャレンジすればもっと上手になっていくと思います。なぜおいしかったのか?なぜおいしくなかったのか?と考えて次の料理に活かしていくことが大事ということを改めて胸に刻みたいと思います。
ほなまたね~
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