【初心者】債券って何?

お金

こんにちは、ひじこうです。

前回、企業型確定居室年金の日本債券を運用商品から外しましたがなぜこんなに調子の悪い商品があるのか、そもそも債券ってどういった特徴があるかについて調べてみました。以下が現時点での認識です。初心者向けの内容になります。

【初心者】確定拠出年金の運用を考えてみた

債券とは?

債券とは簡単に言うと銀行にお金を借りるのと同じです。こちらが貸す立場で利率は政策金利+リスク度で決まります。そのお金を貸す権利を買うというイメージになります。特殊なところはある程度期間が経ったものを買ったり売ったりできます。(借用書を売ったりできる感覚?)

国債、地方債、社債など相手により いろいろな呼ばれ方をしていますがリスクが高いほど利率が高く設定されています。(ハイリスクローリターンなものは誰も買わないため)

では購入後はどういった流れになるのか?

「額面100円、残存期間2年、利率が2%」の債券を買った場合、1年後に利子2円が入ってきて2年後満期を迎えて貸した100円が戻ってくるのと利子2円が入って2年間で100円が104円になり4円儲かります。(額面=基準金額、残存期間=お金が戻ってくるまでの期間、利率=年間の利子率)

しかし利率というのは貸している側が決めるため景気により変動します。変動した場合は債券の価格も変動します。

例えば「額面100円、残存期間2年、利率が2%」の債券①の発行後1年経過して新しく債券を発行しましたが金利を下げて「額面100円、残存期間1年、利率が1%」という債券②が出た場合誰も債券②を買いませんよね?ここで債券①の価値が高まって101円で売れるということになります。

2年目に債券 ①と債券②を購入した場合そこから1年経過後にどうなるか計算してみましょう、債券①は101円で購入して100+2=102円が戻ってくるので102-101=1円儲かります。債券②は100円で購入して100+1=101円が戻ってくるので 101-100=1円儲かります。残存期間がなくなると額面の金額が戻ってくるのがポイントですね。そしてどちらの債券も買った人は1円儲けと同じ価値になります。つまり需要と供給のバランスが取れる101円になるまで債券①の値段がどんどん上がるいうことです。

これにより景気変動により金利が下がると今持っている債券の価値が上がるということです。逆に金利が上がると債券の価値は下がります

上記の流れで覚えておいてほしいのは債券①を所有している人は2年目に売れば購入金額との差(利ざや)だけ儲かるので一番お得な人になるということですね。

不景気の時に日銀が金利を下げて国債を買い取るニュースが流れていますが債券の値段を上げて買い取ることで多くの人がお得な人になり、プラスになった現金が手元にあるのでそれで何かを買ってもらうというのを期待しているわけですね。あと利ざや分だけお金をばらまいているということにもなります。

日本債券インデックスがなぜ調子が悪いのか? 2020.05現在

日本債券インデックスの構成銘柄をみていくと5年、10年国債が上位を占めています。

国債の金利はというとマイナス金利で-0.2%付近なんですね。マイナスって何?どうなんのって感じですが普通の状態ではないのでこれ以上下がるのにはあまり期待できないですね。(金利=利率)

続いて購入するときの利率ですがさすがにマイナスという状態ではなく最低保証の値があり個人向け国債が0.05%、 投資信託は目論見書より2019年購入のものが0.1%と記載(これが最低保証値なのかな?)という状態です。

上記から投資信託は金利が下がったところで売ってその利ざやで儲けることも厳しいし、利率が0.1%なので所持していても儲けが少ないです。かといって今後景気が回復して金利が上がると現状保持している国債の価値が下がります。つまり日本債券は現状最も高くて利率が低い状態ということです。これを投資信託に運用してもらうと信託報酬0.15%がかかるためため投資家はわずかな利益を信託報酬にすべて持っていかれる所持しているだけで地獄の状態になっています。

金利がある程度まで回復しないと所有する価値があるかどうかは私にはわかりません。

バランス型の商品も日本国債が含まれているのでめんどくさいからと言っても分けて運用したほうがいいということに気づけたので今日から小分けにして別の商品に振り分けていきたいと思います。

次は外国債券についても調べていきたいと思います。

そんなら、またね

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