変な家【本紹介】


 久しぶりに文学系の本にハマっているので読んだものを簡単に紹介します。

「変な家」です。

作者は雨穴さんというインターネットを中心に活動するホラー作家です。ずっと本屋で平積みされていて気になってました。

■内容

オカルトに詳しいフリーライターが主人公で、そこに知人から連絡があり、その内容は理想的な物件があって購入したいのだが、家の間取りに不可解点があり迷っているといった相談内容だった。といったところから始まります。

間取りを専門家に見てもらったり、周りの家に聞き込みを行ったりしながら家の謎の核心に迫る内容となっており、核心の部分が何とも不気味なものになっています。

■感想

私は家の間取りではなく、外観から間取りを想像するのが趣味で、通勤中に家を見ながら、階段がどっちの面にあってとか、あれはトイレの窓だから・・・とかいう風に推理しながらニヤニヤしてます。(お巡りさんこっちです!)

それにピッタリマッチしたので購入してみたんですが、かなり独特な視点の話の作り方であり面白かったです。しかし、最初の相談者がこの変な間取りの家を理想的といっていたり、最後の展開がちょっと無理矢理かなとも感じました。逆にあり得ないこともないので、不気味さが増すのか半々ぐらいで読めました。

切り口の新しさがとにかく面白い一冊です。

ほなまたね~

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